Therapy

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クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)

クラニオセイクラル・セラピーは米国のオステオパシー医学から生まれました。
オステオパシーは米国では西洋医学と同等の医師免許が与えられる医療体系ですが、日本ではまだあまり知られていません。
クラニオ(cranio)は頭蓋骨、セイクラル(sacral)は仙骨のことですが、脳脊髄液の流れを調整して、自然治癒力や生命力を高める、アメリカのドクターが開発した、治療法です。

水を張った容器の中で浮かんでいるお豆腐をイメージしてください。
このお豆腐のように、私たちの脳は、液体の中で浮かんでいます。

この液体のことを”脳脊髄液(のうせきずいえき)”と呼んでいます。
コップ1杯にも満たない無色透明の液体が、脳・脳神経系を守っています。

最近では、脳内の栄養の補給、老廃物排出の役割も担っていることが分かりました。
脳脊髄液の役割
脳脊髄液は、一日に3回ほど入れ替わっています。以下のような働きをしています

1. 神経系を循環し栄養・新陳代謝を繰り返しています。
2. 老廃物を心臓に送り返し脳圧をコントロールします。
3. 脳と脊髄を衝撃から守ります。
4. 成長に関与します。

この脳脊髄液は脳の一番奥深くにある「脳室」というところで1日に500ml~600mlつくられています。脳・脊髄・仙骨と循環していきます。途中脊髄でリンパ液に排出されるものもありますが、脳に戻ってきたときに静脈に取り込まれます。
正常な人で、1分間に6~12回、脳から仙骨の間の硬膜下で循環しています

この脳脊髄液というのは、中枢神経(脳・脊髄神経)にとって、代謝機能を司る重要な液体です。その流れに支障がきたすと様々な病変、症状が現れるのです。この髄液が多すぎると頭はパンパンに膨れたようになります。この状態になると脳内の圧力が高まって、脳や脊髄が圧迫され、正常な神経活動が阻害されてしまいます。これが病的に膨れた状態になると「水頭症」という病気になります。しかしこの髄液の過多は、病的な状態でなくとも、例えば睡眠不足や、飲みすぎた次の日、薬の飲みすぎなどで容易におこります。

またこの髄液が少なくなると頭蓋骨が萎縮した状態になり、脳や脊髄などの中枢神経から末梢の神経に栄養素が行き渡らなくなります。
この髄液のバランスこそ、健康な身体を維持するためには忘れてはならないものなのです。このバランスが崩れると、様々なからだの不調が現れます。それは一つ一つ症状名をあげればきりがないほど存在します。「頭痛」や「めまい」、「耳鳴り」など傷病名がつくものも勿論、不眠症や全身の倦怠感など病院にいっても「自律神経失調症」と片付けられてしまう様々なカラダの不調の原因になってしまいます。

この脳脊髄液が健全に循環するためには、ある程度頭蓋骨が膨らんだり縮んだり出来なくてはならないのです。
健康な人間では、それが一分間に6回から12回くらいのサイクルで起こっています。これを我々は『C.R.I』と呼んでいます。この動きはしばしば『呼吸』の動きに対比されます。呼吸と同じように、健全な状態であれば、大きくゆっくりとしたリズムで動きますが、調子が悪いときなどは、小さく小刻みに動くようになります。
この動きはとても微細な動きであり、この動きを自分で感じ、なおかつコントロールできるようになるまでには治療師として相当の経験が必要になります。

クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)

中枢神経系や自律神経系が自然に整い、免疫力やホルモンバランスが改善され、自然治癒力の働きが活性化することが期待できます。 また、精神的な安定を図るためにも大変有用です。

こんな方におすすめ

あらゆる方におすすめですが、特にこんな時に、こんな方に、おすすめします。

<心身に不調を感じる方>

  • デスクワークで常に神経をつかわれている方
  • 不眠や睡眠不足の方、睡眠の質を高めたい方
  • 頭痛、肩こり、腰痛、めまい、眼精疲労などがつらい方
  • 自律神経やホルモン・バランスを整えたい方
  • ストレスにより心身ともに非常にお疲れの方(慢性疲労)
  • 普段緊張しがちでリラックスするのが苦手な方
  • 繊維筋痛症や中枢(性)感作症候群(中枢性過敏症候群)でお悩みの方
  • 慢性または急性の痛みの緩和のために
  • 生理痛、生理不順、PMS、更年期障害、冷え性等でお悩みの方
  • 産前、産後のケア。産後うつ等の症状の軽減
  • アトピーでお悩みの方
  • 慢性的な不定愁訴のある方、イライラしやすい方
  • 抑うつ(鬱病)、パニック障害、過呼吸、PTSD、解離性障害等でお悩みの方
  • いつも不安が強い、または気分のアップダウンが激しい方
  • 精神疾患の治療のため精神科や心療内科などに通院する方の補完療法として
  • がん治療中・治療後の免疫力アップのための補完療法、また緩和ケアとして
  • 事故や手術による後遺症の改善
  • ターミナル・ケア

<健康な方がより健康になるために>

  • リラクゼーションとして
  • 身体・心・スピリットを統合するため、またホリスティックな世界を探求するために
  • 頭脳労働をする方や受験生がたまに脳を休めリフレッシュするために
  • セラピストや援助職の方がより深く安定した精神状態でクライアントさんと
       共にいられるようになるために。
  • セラピスト、カウンセラー、治療施術家、援助職の方がクライアントさんから
    ネガティブな気をもらってしまうと感じられたり、疲れてしまうときに
    またはもっと深いシャバアサナを体験したい方に
  • 瞑想するのが苦手な方
  • 「内なる平和」の感覚を体感したい方

等々、どんな方にもお勧めいたします。

<健康な方がより健康になるために>

この治療は、やさしいタッチでとても心地良いものです。

心理療法

EFT

EFTは、スタンフォード大学出身のアメリカ人パフォーマンスコーチ、ギャリー・クレイグ氏によって生み出された「感情を解放する癒しのツール」で、世界中で数多くのセラピストによって使われています。Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の頭文字を取ったもので「イーエフティー」と発音し、日本語では「感情解放テクニック」と訳されます。
EFTは、東洋の気の思想と、西洋の心理セラピーを統合したテクニックで、「エネルギー心理学」に分類されます。欧米では、シンプルで安全ながら、迅速に高い効果を出すセラピーとして多くの専門家に使われ、日本においても、一部の心療内科、精神科クリニックなどで導入されています。

EFTってどんなことをするの?

EFTでは、解決したい問題に意識を集中させながら、顔や胸、手などのいくつかの主要な経路のツボを指で複数回トントンと叩くことで、ブロックされたエネルギー(気)を解除していきます。それにより、トラウマや、不快な記憶、身体症状、ストレス、ネガティブな感情を、早いスピードで解放することができます。
経絡を刺激していくため、別名「針を使わない感情の鍼治療」とも言われています。

EFTの歴史

EFTの開発の基となったのは、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハンによって開発されたThought Field Therapy(思考場療法)と呼ばれるセラピーです。キャラハンの患者の一人に、あらゆる伝統的な心理療法を一年半試しても、ほとんど改善がなかった深刻な水恐怖症の女性がいました。「水を見るとみぞおちがむかつく」と訴えていた患者に、キャラハンは胃のツボの一つである目の下をトントンと叩いてみることを思いついたのです。すると、驚くべきことに、その患者の水恐怖症はあっという間になくなってしまいました。
このことをきっかけにキャラハンは、ツボを叩くことにより、多くの恐怖症や感情的問題、身体的問題に効果をもたらすTFTを開発しました。ギャリー・クレイグはキャラハンのTFTを学び、自らの経験から、さらに改善、簡略化し、1996年に現在のEFTのかたちにまとめました。そのため、TFTと比べて、手順がシンプルで所要時間もかなり短縮されました。

EFTの効果
  • 軽度から重度のストレスの解放
  • イライラ、気分の落ち込みの解消
  • 不安、恐怖、悲しみ、喪失感、罪悪感、怒り、羞恥、嫉妬、無力感、自己憐憫などといった感情の解放。
  • 性的虐待などのトラウマの解放
  • 震災、事故などのPTSDの解放
  • 脅迫観念症、摂食障害、パニックアタック等の解消、改善
  • タバコ、お酒など依存症の解消、改善
  • 悪癖(爪をかむなど)の解消、改善
  • 頭痛、腰痛から内臓疾患など身体のあらゆる症状の改善
  • アレルギーの解消、改善
  • 子供のおねしょの解消
  • 感情のコントロールができるようになる。
  • 落ち着き、集中力、自信を高める。
  • 自己や他者への愛が増える

(所要時間 90分 20,000円)

MR(マトリックス・リインプリンティング)

マトリックス・リインプリンティングとは?
マトリックス・リインプリンティングは、世界にわずか29名しかいない
EFTマスターの一人であるカール・ドーソンによって、
2006年に開発されたセラピーテクニックです。

EFTの応用テクニックであり、最先端物理学の考えをベースとし、
「感情を解放し、過去に経験した記憶を塗り換えることによって、
今までの思考や信念のパターンを変えることができる」画期的なツールです。

マトリックスとは何か?

「量子論の父」とも呼ばれる、ドイツ人ノーベル賞物理学者マックス・プランクは、
下記の言葉を残しています。

“素粒子を振動させ、この最も微小な素粒子で太陽系を成り立たせているフォースから、
すべての物質は誕生し、存在している。

このフォースの背景に、ある知性的なマインドの存在があると推測しないわけにはいかない。
このマインドこそがすべてのものをつなぐマトリックスなのである。

”プランクは宇宙に存在するあらゆるものの根源であり、
またすべてをつなぐエネルギー・フィールド(知性的マインド)があると述べ、
これを「マトリックス」と呼びました。

つまり、マトリックスとは、素粒子が振動しているだけの無機質な空間ではなく、
物事を創造する知的なマインド(あらゆる情報)として捉えられることができます。

そして現在、このすべての生命体をつないでいるエネルギー・フィールド(マトリックス)に対して、
個人のフィールドをローカル・フィールドと呼び、
そこには、その人固有の身体、記憶、思い、感情、行動、習慣、くせなどが情報として
貯蓄されていると考えられています。
あなたのマトリックス
マトリックスが宇宙を創造しているのであれば、
あなたのローカル・フィールドにある情報(思い、感情、記憶など)が、
あなたの宇宙(人生、経験)を創造しているとも考えられます。

では、自分のローカル・フィールドにある情報にどうやってアクセスすれば良いのでしょうか?
意識のうち97%ほどが潜在意識であるといわれています。
この潜在意識にアクセスすることで、私たちは自分のローカル・フィールドにアクセスし、
そこにある情報(思い、感情、記憶など)を変えることができます。

癒しの主役であるエコー

潜在意識にある思いや感情を変える主役は、潜在意識にある「癒されていない自分」です。

マトリックス・リインプリンティングでは、それをエコー(Energetic Consciousness Holograms、エネルギー意識ホログラム)と呼んでいます。

過去の傷ついた自分という意味で、インナーチャイルドと捉えてもよいでしょう。

潜在意識は、コンピューターのようなもので当時のエコーが見たこと、思ったこと、
感じたことがそのまま情報として貯蓄されます。

つまり、削除したり、書き換えたりしない限り、
何十年も前のことでもそのままの状態で残されているのです。

マトリックス・リインプリンティングでは、思い込みやトラウマが形成された当時のエコーに
タッピングをすることで、エコーが抱えた感情を解放することができます。
と、同時にトラウマ時に出来上がった思いも同時に変化していきます。
例えば「私は無力だ」という思いが、「私は大丈夫」などといった思いに
努力せずとも自然に変わっていきます。

マトリックス・リインプリンティング4つの原則

カール・ドーソンは、その著書の中でマトリックス・リインプリンティングを実践するにあたって
必要な知識として以下の4つの原則を書いています。

1.私たちはすべてエネルギーによって作られている。
2.私たちは、マトリックスと呼ばれるすべてをつなげるくもの巣のようなものによってお互いリンクしている。
3.マトリックスの中に向かって発した自分の思考は、人生経験となって私たち自身に引き寄せられる。
4.マトリックスの中のイメージを変えることによって人生における経験を変えられる。

マトリックス・リインプリンティングが扱えるもの

人間関係、仕事、恋愛など人生の問題に関わるネガティブな感情、思いの解放
人生を制限するネガティブな信念(コア・ビリーフ)の解放、書き換え
軽度から重度のトラウマの解放
依存症、強迫観念症、摂食障害などの改善・解消
肉体的症状の原因の解放